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2022.05.05

【朝日新聞デジタル】“対面”コミュニケーションはカラダが資本 「集中力」を高めるHIITトレーング

まずは集中するための体力づくりから

“対面”コミュニケーションはカラダが資本 「集中力」を高めるHIITトレーング

人付き合いは、精神的にも肉体的にも、最も消耗する社会活動の一つです。外出自粛要請で始まったリモートワークのおかげで、不要不急の人付き合いやコミュニケーションは回避することができましたが、5月の緊急事態宣言の解除で社会活動が再開し、再び“人付き合いの日々”が始まったという方も多いのではないでしょうか。対面コミュニケーションでは、リアルであるがゆえの空気感や距離感、非言語によるコミュニケーションにも意識を向けなくてはならないため、より一層の集中力が求められます。

以前、私がパーソナルトレーニングを担当していた40代の外科医師。トレーニングの目的は、「手術中の集中力を高めるための体力づくり」でした。長時間になることもある手術は、繊細な技術と瞬時の判断が求められ、一瞬足りとも油断ができません。同医師いわく、外科医師として最も重要な能力の一つは、集中し続けられる体力とのこと。

「心拍数の上昇」がポイント

集中力を向上させるための体力づくりは少し複雑です。一概に体力と言っても、カラダを動かし続けられる筋持久力、激しくカラダを動かせる心肺能力、重たいものを持てる筋力などさまざま。集中力を鍛えるためのキーポイントは“心拍数”です。

集中力を高めるためには、興奮状態をつくる

人間を含めた動物には、興奮状態をつくる交感神経とリラックス状態をつくる副交感神経があり、この2種類の神経がどう作用するかによって、精神状態や行動が左右されます。ライオンで例えると、狩りをする瞬間は交感神経が優位になり、獲物を食べ終えてくつろいでいる時は副交感神経が優位になる、という感じです。

このように、動物は本能的に一つの物事に集中している時に興奮し、そうでない時は比較的リラックスしています。しかし、人間は様々なシチュエーションで、自力で、集中力を高めなければならず、“意図的”に興奮状態をつくり上げる必要があるのです。

心拍数を上げて、興奮のピークを高める

人間は、興奮の波とリラックスの波を交互につくり、日常の出来事に対応しています。興奮状態とは、アドレナリンが分泌され、心拍数の上昇・体温の上昇・瞳孔の散大などの反応が起こり、集中力が高まっている状態。興奮のピークを高めるには、自分の体重だけで負荷をかけて全身運動を行い、心拍数をコントロールする訓練が効果的です。

人間の最大心拍数(拍動が最も速くなった時の心拍数)は年齢と比例し、220-年齢で計算できます。算出した最大心拍数の85%があなたの目標数値です。心拍数の測定は、スマートウォッチのアプリを活用すると簡単ですが、アナログな方法でも可能。手首に人さし指と中指を2本並べて当て、動かない状態で15秒間の脈拍数を数えて4倍にします。

【40歳の場合】
220-40(歳)=180(bpm)
目標数値:153bpm

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