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2025.01.06

【健康経営】年末年始休暇明けに起こりやすい”体調不良” ”イヤイヤ病”の対策

年末年始休暇明けに起こりやすい体調不良やイヤイヤ病の例

年末年始の九日間の休暇明け、多くの人が体調不良や「イヤイヤ病(仕事に戻ることへの抵抗感)」に陥ることがあります。このような状況は、休暇中の生活リズムの変化や心理的な負担が原因となることが一般的です。以下に具体例を挙げます。

1. 体調不良の例

◼︎疲労感や倦怠感:休暇中の過剰な飲食、睡眠不足、運動不足による影響。

◼︎胃腸の不調:暴飲暴食やアルコール摂取の影響で胃腸が疲れている。

◼︎肩こりや腰痛:長時間のテレビ鑑賞やソファでの姿勢の悪さが原因。

◼︎風邪や体調崩れ:休暇中に人混みに出かけたことによる感染リスクの増加。

 

2. イヤイヤ病の例

◼︎仕事へのモチベーション低下:リラックスした休暇モードから急に仕事モードへ戻る難しさ。

◼︎集中力の低下:休暇中のだらけた習慣が原因。

◼︎不安感やストレス:年末年始で家族や友人と過ごす時間が長く、職場の人間関係に戻ることへの抵抗感。

◼︎新年の目標達成へのプレッシャー:年始の抱負を意識しすぎることによる心理的負担。


対策案:メンタル的、フィジカル的、習慣的なアプローチ

1. メンタル的対策

◼︎ポジティブな視点を持つ

    • 休暇中の楽しい思い出を振り返りつつ、職場での新たな挑戦や成功をイメージする。

    • 「少しずつリズムを取り戻せばいい」という気楽な考え方を持つ。

  • ◼︎短期目標を設定する

    • 長期的なプレッシャーを感じないよう、仕事復帰初日は簡単なタスクから始める。

    • 具体的なスケジュールを作成し、小さな成功体験を積み重ねる。

  • ◼︎仲間との会話を楽しむ

    • 年末年始のエピソードを職場の同僚とシェアすることで、職場の空気をポジティブにする。

2. フィジカル的対策

  • ◼︎適度な運動を取り入れる

    • 朝の軽いストレッチや散歩で体を目覚めさせる。

    • 通勤時に一駅分歩くなどの簡単な運動を取り入れる。

  • ◼︎食事に気をつける

    • 年末年始の暴飲暴食をリセットするために、野菜や発酵食品を多く摂る。

    • 水分補給を忘れず、カフェインを控えめにする。

  • ◼︎睡眠の質を高める

    • 就寝前にスマホを控え、リラックスする時間を作る。

    • 規則正しい睡眠時間を心がけ、体内時計をリセットする。

3. 習慣的対策

  • ◼︎徐々にペースを上げる

    • 休暇の最後の数日で、平日の生活リズムに近づける。

    • 朝型の生活に戻すために、早寝早起きを試みる。

  • ◼︎ポモドーロテクニックを活用する

    • 25分の作業と5分の休憩を繰り返す方法で、集中力を高める。

  • ◼︎自分へのご褒美を用意する

    • 仕事が終わった後の楽しみ(お気に入りのスイーツや映画鑑賞など)を計画する。


健康経営の推進担当者が行うべきサポート

1. 職場環境の整備

  • ◼︎リラックスできるスペースの提供

    • 職場内にリフレッシュできるスペースを用意する。

  • ◼︎段階的な業務調整

    • 初日の業務量を調整し、負担がかかりすぎないようにする。

2. コミュニケーションの活性化

  • ◼︎ウェルカムメッセージを送る

    • 年始に全従業員へ向けて、感謝と新年の挨拶を送る。

  • ◼︎1on1ミーティングの実施

    • 個々の社員のメンタル面を把握し、不安やストレスを軽減するためのサポートを提供。

3. 健康プログラムの実施

  • ◼︎ストレッチやヨガセッション

    • 職場で簡単に行えるエクササイズの時間を設ける。

  • ◼︎栄養セミナーの開催

    • 健康的な食生活について学ぶ機会を提供。

4. モチベーションアップの取り組み

  • ◼︎感謝を伝えるイベント

    • 「今年もよろしくお願いします」というメッセージを添えたカードや小さなプレゼントを配布。

  • ◼︎新年の目標を共有する場を作る

    • チーム全体で新年の目標を話し合い、共感や連帯感を高める。


最後に

休暇明けの体調不良やイヤイヤ病は誰にでも起こり得るものですが、適切な対策を講じることで快適な職場復帰が可能です。健康経営の推進担当者は、社員一人ひとりが心身ともに健やかに働ける環境を整えることが重要です。小さな一歩から始め、徐々にリズムを整えましょう!

 


【ライター プロフィール】中野ひろゆき

カナダ・オカナガンカレッジ ビジネス学部マーケティング学科卒業 2010年に25歳で株式会社イー・エス・アイを創業。東京商工会議所認定 健康経営エキスパートアドバイザーでもあり『生きるを楽しむ』をミッションに「健康経営事業・フィットネス事業・飲食事業」などを展開。

〈主な実績〉 ・日本貿易振興機構選出 『TOP 30 J-START UP 2022』 ・GLOBIS経営大学院 『学び放題』健康経営講師 ・NHK Eテレ『まる得マガジン』まるトレ

《GLOBIS 学び×知見録》事務所を「ジム所」に!実践「健康経営」

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